第5世代孵化用ロム作成の手引き

対象

・ある程度以上BW乱数調整の知識がある人
・出来るだけ少ないシードで多くの個体を光らせたい人
・ガッチガチの孵化ロムを作りたい!!!!!って人

必要なツール

・SSS4:シードの検索
・pokebw02:シードからリスト作成
・sidseed:性格値から表裏ID決定
・seedparamsearch:sidseedから求めた裏表IDの出る初期seed検索

概要

個人的に推しているまず最初に探す孵化用のseedは
・基礎個体が31-(4n-2)-31-*-31-*
・変わらずの石が効くもの
・HABDのパワー系どれか一つ+片方の親からCS遺伝
メタモンを使用してもしなくても↑の遺伝可能
夢特性にも出来る特性1かつ、性別値が31以下
であるものです。


過去の記事にも書いてありますが、一応理由を述べておきます。
2点目は、BWの孵化乱数調整をやったことがある人なら理解出来るはずなので省きます。
1点目、3点目に関しては以下のリスト(?)を見て貰えば汎用性の高さが分かるかと思います。
例では31-02-31-*-31-*の基礎固体を使用しています。
パワーリストを使用
31-P-31-遺-31-遺
31-31-31-31-31-31 6V
31-31-31-30-31-31 めざ電
31-30-31-30-31-31 めざ草
31-30-31-30-31-30 めざ炎
31-31-31-31-31-02 遅いめざ氷
31-31-31-31-31-00 両刀最遅
パワーベルトを使用
31-02-P-遺-31-遺
31-02-30-31-31-31 めざ氷
31-02-30-30-31-31 めざ水
パワーバンドを使用
31-02-31-遺-P-遺
31-02-31-30-30-31 めざ地
31-02-31-30-30-30 めざ飛
パワーベルト/バンド共通のもの
31-02-31-遺-31-遺
31-02-31-31-31-31 特殊5V
31-02-31-30-31-31 めざ草
31-02-31-30-31-30 めざ炎
31-02-31-30-31-02 遅いめざ炎
31-02-31-31-31-00 特殊最遅
といったように大抵の固体を一つのシードで孵化することが出来るようになります。
また、片方の親からCS遺伝させることのメリットは上記のようにいろいろな固体が出来るようになるのは良いが、
固体に応じて親を用意しないといけないため片方の親から遺伝するようにした方が色々都合がよかったからです。
ついでに4点目は、メタモンの使用の有無に関わらず上記の遺伝を使えるのは親の準備の手間が格段に省けることが多いためです。


残った5点目に関して、ある程度個人の趣味にもよるかとは思いますが、
♂♀比が7:1のポケモン夢特性の♀を簡単に孵化できることが一番大きいメリットかと思います。
特性1である必要はありませんが、特性2より特性1の方が孵化することは多いかな、と思います。
そのため今回は上記4点を満たす孵化用シードをメインにしつつといった形のやり方を紹介していきますが、
必要に応じて変えて検索なりしてもらえればと思います。

手順

1.メインのシードを決定し、表裏IDの決定。
2.サブのシードを探す。(特性2ver等)
3.決定した表裏IDで周回
が大まかな流れになると思います。


手順の詳細は纏め次第追記していきます。

手順1


まずはこの条件でSSS4を回してみるといいかなと思います。


CやSがUVであることのメリットを書いておくと、

・基礎固体がcSであった場合国際孵化を利用した際30-(4n-2)-30-30-30-31の目覚めるパワー飛行の固体が光るかもしれない。

・基礎固体がCsであった場合国際孵化を利用した際31-(4n-2)-30-31-30-30の目覚めるパワー岩の固体が光るかもしれない。

・CSの固体がUVであることによって国際孵化を利用した際光らせることの出来る理想値固体の幅が増えることが見込まれる

あればラッキー程度で一度まずこれで検索をかけてみるといいかな、と思います。


上記の条件でできなかった場合は以下の条件で検索したり秒数の幅を広げてみたりしてください。

検索が終わったらExcel等で出力されたテキストファイルを開きます。
Excelで開き、ファイルの種類を全てにして、出力されたテキストファイルを開く。
すると設定画面みたいなのが出るので、元のデータの形式のカンマやタブなどの〜にチェックいれて次へ。
区切り文字のカンマにチェックを入れ次へ。
列のデータ形式の初期シードの並んだ列を文字列に設定して開きます。
そして、初期シードの列をコピペして適当なテキストに貼り付けて
1行目の初期シードと書かれた行を消して以下のような感じのテキストファイルを作って保存します。

前者の検索で数十行〜、秒の範囲次第ですが後者の方で数万行程度〜のテキストができるかと思います。


次にpokebw02を起動し、(先に計算の欄のファイル名をresultにしとくとフォルダ内がぐちゃぐちゃにならなくていいかも)複数のチェックを入れると先ほどのファイルが開けるかと思います。

そしてこのように設定し、ツールに計算させると以下のようなテキストが出力されると思います。遺伝は♂or♀のCSの箇所にチェックを入れて検索して下さい。
また、消費は60〜90程度でないとメインのシードにする意味は若干薄れるかと思います。

そして、上記のように
・特性1も夢特性もできる
・変わらずの石が効く
・同じ消費でHABDのパワー系の持ち替えが効く
箇所があればそのシードのAが(4n-2)か確認した上で次に進みましょう。
次は同様にメタモンの欄にチェックを入れてそのシードが同様の個体が孵化出来るか?を確認し同様に特性1の孵化ができ、同じ消費でパワー系の持ち替えが効けば次に進んで下さい。


これでメインに使うシードは決まるかと思います。
ここで、例で採用したシードは
52,6,20,6,53,15,7,31,30,31,30,31,31,くさ,70,EEAC5302CA5434FE
といったものだったのでAが4n-2なのでこれを使って説明しようと思います。

今回光らせたい性格値は0x13F03B05なのでこれが光る裏表IDをsidseedで検索かけます。

ID:00831,裏ID:11208が求まったのでこれを使って、

このように検索をしてやるとメインのシードを使って国際孵化で出来る個体が分かると思います。
結果は以下のように出ます。

見やすく自分で書き直したものが以下になります。

正直これは大当たりのレベルなので人によってはもっと出来る範囲は狭くなると思いますが、この手順通りにやれば必要最低限は満たされたものが出来ると思います。
同様にメタモンを用いた場合のリストも作成すると実際孵化する際楽かなと思います。

手順2

同様にして、特性2のポケモンが孵化出来て光るシードを探せばいいです。
国際孵化は多分必須、片親から遺伝もきつい場合は多々あると思います。
その辺の妥協を自分でしつつメタモンを使用してもしなくても同様にCS遺伝でパワー系持ち替えの個体が見つかったら手順2は終わりです。
また、SVめざ飛行、めざ格闘、めざ岩等を孵化したい場合は*-(4n-2)-30-*-30-*のシードでHCS遺伝の物を探せばできるかと思います。

手順3

あとは自分で設定した裏表IDが出る初期シードをseedparamsearchで探し、周回したら孵化ロムは完成です。
周回前に一応その個体が引けるか確認しといた方がいいかもしれないです。
何かあればコメントしといて下さい。